マーク・サーニー氏、「PS5 Pro」でCPUアップグレードよりもGPUパワーに重点を置いた理由を説明
PlayStationの主任設計者マーク・サーニー氏は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの中期型ゲーム機PS5 Proにおいて、CPUのアップグレードよりもGPUのパワーを重視している理由について説明した。
Digital Foundryとのインタビューで、PlayStationの主任設計者マーク・サーニー氏と、Insomniac Gamesのコアテクノロジーディレクターのマイク・フィッツジェラルド氏は、PS5 ProのCPUがPS5の基本モデルとほぼ同じままであること、そしてなぜGPU、メモリ、ストレージの改良などのアップグレードに重点が置かれなかったのかと質問された。サーニー氏は、それは本質的にはリソースをどこに投入するかという問題だと答えた。
PlayStationの主任アーキテクトは、PS5の基本CPU構成では60fpsで動作しないタイトルは多くは見ていないし、今後も見ないだろうと説明した。彼はこれを一種のリトマス試験と呼んだ。彼は、すべてのゲームが60fpsで動作するかどうかではなく、120fpsで動作するかどうかを調べようとしているのではないと明言した。彼は、60fpsで動作しないゲームはAAAの例外で片手で数えられるほどしかないと指摘した。そのため、ほぼすべてのリソースをグラフィックスに投入すれば、それが最善のアプローチになると思われると述べた。
フィッツジェラルド氏は、 PS5 Proにおけるサーニー氏の設計上の選択を保証し、開発者として、彼とインソムニアック・ゲームズのチームは、中期型コンソールのハードウェアの焦点がどこに置かれているかに非常に満足していると述べ、スタジオがCPUのアップグレードよりもGPUの改良を好んだことを示唆した。
将来的に開発者がPS5 Proで達成するであろう成果について、サーニー氏は発売時のラインナップにすでに満足していると述べた。ハードウェアチームは開発者向けのツールを作っているだけであり、それをどう使うかは最終的には開発者次第だとサーニー氏は語った。3年後、5年後には、予想もしなかったほどツールの使い方が多様化しているとサーニー氏は予想している。
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アレだけのコストかけて妥協しなければいけないってことはPCでええやんって