吉田修平氏「PS Vita の専用メモリーカードは間違いだった」

Kinda Funnyとの最近のインタビューで、元PlayStation 幹部の吉田修平氏は、 PS Vitaで何が失敗したのかを語った。同氏は、この携帯型ゲーム機が期待したほど成功しなかった理由をいくつか挙げているが、最初に挙げた答えは、独自のメモリ カードだった。

インタビューの中で、吉田氏は PS Vita の成功がいまいちだった理由として、いくつかの技術的な選択を挙げている。その要因のほとんどは、携帯ゲーム機のコストに関するものだ。

「会社として私たちが行った技術的な選択のいくつかは、あまり良いものではありませんでした」と吉田氏は言う。「その一つが専用のメモリカードでした。」

「あれは間違いでした」と吉田氏は続ける。「メモリーカードを手に入れるには、さらにお金を払わなければなりません。」

彼はまた、背面タッチパッドと OLED を、それぞれ異なる理由からではあるものの、PS Vita の不可避的な終焉の要因として挙げている。背面タッチパッドは「不要」であり、生産コストが余計にかかると主張している。OLED 画面は美しいが、システムに追加コストがかかる。これは、このハンドヘルドの後継機種では最終的に LCD 画面になる。

吉田氏が付け加えた興味深い話は、PS Vita 開発キットにはビデオ出力ポートがあり、開発者はコンソールをモニターやテレビに接続して、Nintendo Switch のように大きな画面でゲームを見ることができるということだ。しかし、ハードウェア チームはハードウェア コストを数セント節約するために、この機能を削除することにしたと吉田氏は述べている。

しかし、吉田氏は、PS Vita が期待したほど成功しなかった最大の理由は、限られたスタジオで複数のプラットフォーム向けにゲームを開発しなければならなかったことだと考えている。PS3 や PS4 などのコンソール プラットフォームの方が成功したため、それらのコンソールはサポートされるだろう。

吉田氏は、PS Vita の後継機を期待していた人々の夢を打ち砕いた。 Kinda Funny の Greg Miller 氏は、PlayStation が Nintendo Switch や Steam Deck などのデバイスの成功を見て、ポータブル ゲーム デバイスの開発を検討したかどうかを尋ねた。彼の答えは、この件に関する個人的な感情に関するものであるが、PlayStation がその特定の市場に参入するのは良い考えではないと考えている、と述べている。

【Amazon】【Kindle】セールまとめ

外部出力欲しかった、記事にもあるけど開発キットにはHDMI端子付いてたし

おすすめ