「俺の好きな爆笑問題太田は死んだ」ウーマン村本大輔の発言が波紋、“芸人の資格剥奪”で露呈した幼稚さ
8/5(火) 15:46
ウーマンラッシュアワーの村本大輔の発言に波紋が広がっています。参院選で躍進を果たした参政党について、7月30日に自身のXで、「日本人ファーストって自分たちのことしか考えてませんってことでしょ。醜いよな 人間として醜悪」と批判したのです。
日本と日本人の国益を優先すべきとの訴えに対しても、「日本人ファーストだからパレスチナのこともクルドのことも他の国の辛い人のこと気にかけないんだろうな。醜悪な人種だ。同じ日本人として恥ずかしい 辛い人ファーストにしてくれよ」と全否定しています。
矛先を向けたのは参政党だけではありません。神谷宗幣代表と対談した爆笑問題の太田光についても、厳しい言葉で切り捨てています。
「アメリカのコメディアンは政治家と対談するとき、必ず刺す。暴く。参政党神谷宗幣との対談をみた。俺の好きな爆笑問題太田は死んだ。暴けないなら芸人の資格剥奪だ」と投稿し、太田の姿勢を弱腰だと批判したのです。
これに対し、ネット上では村本への批判の声が大勢を占めています。「パレスチナやクルドのことを持ち出すあなたは、実際に何か行動を起こしているのか?」とか、「どこの国もまずは自国ファーストで、そのうえで他国に対してできる範囲での貢献を考えるのは当然」といったコメントに多くの共感が集まっています。
これらを踏まえて、筆者が問題だと感じるのは、参政党と太田光批判に至った村本の論法です。なぜなら、村本の言葉は、すべて敵が存在するという前提で発せられているからです。今回の場合で言えば、参政党=醜い悪、それに歯向かわなかった太田光=偽善者、という構図ですね。この関係性が絶対に正しいという確信のもとに、村本は論じている。
つまり、あらかじめ彼の中だけで用意した答えから逆算して、発言をしているのです。
(中略)
仮に村本の言うように、コメディアンが政治家を「刺す」ことが正しいのだとしても、太田はいまがそのタイミングではないと踏んだ。その勘所を見極める感性において、やはり太田光は村本大輔以上の才覚を持ったコメディアンなのだと思います。
このように、村本の一連の言動を見ていると、すべてが脊髄反射的であり、近視眼的であり、物事を善と悪に振り分けることができると信じて疑わない幼い発想が根底にあることがうかがえます。
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