【F1】近い将来、AppleTVが全世界放映権を取得へ? リバティメディアCEOが示唆
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Appleは今年の10月、2026年からのアメリカにおけるF1放映権を取得したことを発表した。しかしアメリカだけではなく、Appleは今後F1の全世界放映権を手にすることを目指す可能性がありそうだ。リバティメディアのデレク・チャンCEOが示唆した。
チャンCEOはCNBCのインタビューに応じ、Appleがアメリカでの放映権を獲得したこと、そして映画『F1/エフワン』の成功について語った。
「F1の映画と並行して、我々は最終的に、Appleとアメリカでのメディア放映権に関する契約を締結した」
チャンCEOはそう語った。
「今我々が見ているのは、メディアのあり方、そしてリーチという観点で言えば、テクノロジーの進化によって、時代と共に変化してきたということだ」
「今重要なのは、日曜日のレース中の1時間半の放送枠の中で何が起きるかということだけではない。常にONであること……つまり常に存在感を示すことだ」
「Appleはテクノロジーの力で製品、コンテンツ、そして全体的な体験を向上させてくれると思う。それがブランドを牽引し、このスポーツの認知度を高め続けることになるだろう」
チャンCEOは、Appleが今後、F1の全世界放映権を獲得することについても「非常に積極的に」取り組むことになるだろうと認めた。またリバティメディアとして、Appleと”多方面”で協議中であることを認めたが、具体的な内容については言及を避けた。
前述の通りAppleは、2026年からアメリカでの放映権を取得することになった。契約期間は5年で、1年あたりの放送権料は1億4000万ドル(約220億円)とも言われている。
「言うまでもなく、我々はF1の映画を制作した」
Appleのサービス担当シニア・バイスプレジデントのエディ・キュー氏は語った。
「ステファノ(ドメニカリ/F1のCEO)とは長年の知り合いだ。F1映画のおかげでチーム全体との絆が深まり、可能性が見えてきた」
「映画は大ヒットした。史上最大のスポーツ映画、ブラッド・ピット主演の史上最大の映画となった。AppleTVではまだ配信されていないが、12月12日からは配信が開始される。つまり新たな視聴者層に、再び観てもらえるということだ」
「アメリカでの成長の可能性には期待している。F1は以前よりも大きく成長したが、正直なところまだ飛躍的な成長を遂げられる可能性がある。これはとてつもなく大きなチャンスなのだ。単なるレースではなく、これは文化そのモノなのだ」
キュー氏はF1をメジャーリーグサッカーと比較して語った。このリーグはアメリカのプロサッカーリーグであり、1996年に始動。近年急成長を遂げている。AppleTVはこのリーグのアメリカ国内での放映権を手にしている。
「これは全く別のレベルだ」
キュー氏はF1についてそう語った。
「正直なところ、これはメジャーリーグサッカーよりもはるかに大きなスポーツだ。そして大きなチャンスがあると考えている」
「我々はF1を、AppleTVのサブスクリプション・サービスの一部にするつもりだ。シーズンパスや追加パッケージではない。だから、はるかに幅広い視聴者にリーチすることができるだろう」
まあ好きにやってくれ
あの速度で出せるサーキットを世界中に用意できるんか?
