【研究】がんを死滅させる細菌、アマガエルから発見 注射1回で腸の腫瘍完治 特効薬となる可能性
最新がん治療で注目高まる細菌利用
がん治療の基本は、手術・抗がん剤・放射線の3本柱だ。近年は、外部から侵入する異物に対する体の見張り役である免疫の力を立て直す免疫療法が新たな選択肢として加わった。代表例が、免疫の働きを抑えるタンパク質「PD-1」の働きを抑え、免疫に本来の攻撃力を取り戻させる免疫チェックポイント阻害剤だ。その開発に貢献した本庶佑・京都大特別教授は、2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞している。
ただ、免疫療法は、よく効く患者がいる一方で、効かない患者も少なくない。効果が出るまで時間がかかることや免疫関連の副作用、高額な費用負担といった壁が残る。そこで「誰に、どの治療を組み合わせれば効くのか」を見極める視点が重要化。遺伝子を改変したウイルスでがん細胞を壊して免疫を活発化させる方法や、人工多能性幹細胞(iPS細胞)由来の免疫細胞を大量に用意し素早く投与する方法など、次の手が次々に試されている。
この流れの中で、少し異色な存在に見えるのが「細菌」だ。細菌を用いたがん治療は150年以上前から検討されていたが、近年、腫瘍の中の酸素が乏しい環境や免疫が働きにくい環境に、特定の細菌が住み着きやすいことが分かり、再び注目が高まってきた。
海外では、膀胱(ぼうこう)がんの患者に、結核予防のワクチンにも使う、毒性を弱めた生きた結核菌を投与して免疫を刺激する治療が1991年に承認されている。ほかに、実用化に向けた最終段階の治験に進んでいる例もある。だが、日本では細菌製剤は全く使われておらず、承認も進んでいない。(以下ソースで
ソース 産経新聞
https://www.sankei.com/article/20260110-KZLCH2J7EVPLNN7TSP6SCBFZ74/
