メルケル終了
メルケル 年内で終了か
【ベルリン=近藤晶】ドイツ西部ヘッセン州議会選は二十八日投開票され、メルケル首相の
保守与党キリスト教民主同盟(CDU)と、国政で大連立を組む社会民主党(SPD)が大幅に議席を
減らす見通しとなった。国政与党は十四日の南部バイエルン州議会選に続く事実上の連敗となり、
メルケル氏の責任を問う声が強まりそうだ。
選管の暫定最終結果によると、CDUの得票率は27・0%と第一党の座を守ったものの、
二〇一三年の前回選挙から11・3ポイント下げ一九六六年以来の低水準に。州議会最大野党の
中道左派SPDも19・8%と前回から10・9ポイント低下した。躍進したのは、リベラルな環境政党「90年連合・緑の党」。得票率は前回から約8ポイント増の
19・8%。反難民・移民を掲げる右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」も13・1%と初の議席を
獲得。これでAfDは十六ある連邦州すべての議会で議席を得たことになる。国政与党の敗因は、難民政策を巡る与党内の対立や情報機関トップの処遇を巡る混乱など
三月の発足以来の相次ぐ迷走が影響したとみられる。十四日のバイエルン州議会選でも、
CDUの姉妹政党キリスト教社会同盟(CSU)とSPDが惨敗した。ヘッセン州はCDUと緑の党が
連立を組んでおり、辛うじて過半数は維持する見通し。CDUのクランプカレンバウアー幹事長は、選挙結果について与党への「明確な不満の表れ」と指摘。
SPDのナーレス党首は来年の政権中間評価で「大連立に残ることが適切かどうかを判断する」
と述べた。メルケル氏は十二月の党大会で党首再選を目指しているが、退陣を求める動きや
SPDの連立離脱を主張する声が強まる可能性がある。http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201810/CK2018102902000264.html
引用元: ・メルケル 年内で終了か
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